『リクルート式 一瞬で人事担当者の心をつかむ方法』
はじめに

フォークボールの得意なピッチャーでも、それだけでプロの打者を打ち取っていくことはできません。投手としての基本である速球に力がなければ、ねらい打ちされてしまうからです。

私たちの仕事もそれと同じで、基本的な力が備わっていなければ、奇策や意表をついた戦略も功を奏しません。

私はリクルートで求人広告の営業マンとして経験を積み独立しました。今の仕事も採用のサポートですから、リクルート以来ずっと求人畑を歩んできたことになります。

そのために、採用側の本音と、応募者の本音の両方を聞く機会がたくさんありますが、両者には依然として深い溝があると言わざるを得ません。

とくに前述のような応募者の意識は、採用側と応募者本人の双方にとって不幸な結果を招きます。「会社に入りさえすれば、こっちのもの」という怠け者は論外としても、「素の自分」を見せずに演技で採用してもらおうとする意識は危険です。それは企業にとって人材のミスマッチとなり、本人にとっては「仕事が楽しくない」毎日を意味します。

そこで、このような状況に一石を投じる意味で、私がかつて在籍したリクルートの社風や考え方を元に、本音で真正面から就職に臨むための本を書こうと考えました。リクルートには「指示待ち族」や「他者依存型」の人はいません。みな独立心が旺盛で、前向きに仕事を楽しんでいる情熱のかたまりです。

「しんどいけれど楽しい」仕事をするために、自分の本質を生かせる会社を選んで、堂々と飛び込んでいってください。みなさんの夢が実現することを、私も陰ながら応援しています。
『リクルート式 一瞬で人事担当者の心をつかむ方法』全国書店にて好評発売中!!


細見昇市(著)
PHP研究所(刊)
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